ダイヤモンドのグレードについて

ダイヤモンドのグレードについて

世界中に数多くある宝石の中で唯一、ダイヤモンドには『グレード』が与えられています。

これはダイヤモンドの品質を表す世界共通の点数のようなもので、主に4Cと呼ばれる4つの項目に分別されています。

ダイヤモンドであればこのグレードが与えられますので、天然ダイヤモンド、ラボグロウンダイヤモンドどちらにもこのグレードが適用されます。

世界的に信頼性の高い、権威のあるダイヤモンド鑑定機関(GIA、IGI、HRD、GCALなど)がラボグロウンダイヤモンドにグレードを適用しており、この点からもラボグロウンダイヤモンドが物質的に天然ダイヤモンドと等しいものであることが確認できます。

ちなみに、ダイヤモンドと似ていてもダイヤモンドではないもの(モアサナイト、キュービックジルコニアなど)にはグレードは与えられません。

ネットなどでたまに「1ct D VVS1 EX モアサナイト」などど記載されているものを見ることもあるかもしれませんが、あくまで販売業者の主観による記載であり、正式に認められているものではないので注意が必要です。

また、モアサナイトに『GRA鑑定書』というものをつけているものも見かけます。GIAに酷似したロゴと鑑定書ですが、信頼性は極めて乏しいでしょう。。。

さて、このダイヤモンドのグレードはどうやって決定されるでしょうか?

ドラマや漫画などでは宝石鑑定士がルーペを覗きこんで「これは最上級のダイヤモンドだ!」などと言うシーンがありますが、実際のダイヤモンドのグレードはルーペを覗きこんでわかるようなものではありません。

重量を示す「カラット」は当然見てわかるものではないので、極めて精度の高い電子計測器を使用して計測します。

またダイヤモンドの形状、仕上げを示す「カット」は、全自動非接触光学計測機器を使用し極めて精度の高い3D計測を行い、グレードが決定されます。表面の状態などに関しては顕微鏡を用いた検査を行います。

内包物などの位置や形状、大きさを示す「クラリティ」は『10倍の倍率のルーペ』での観察が基準値になっていますが、実際には顕微鏡を使用した観察でグレードを決定します。

ダイヤモンドの色(黄色味やブラウン味の有無)を示す「カラー」は、マスターストーンと呼ばれる基準石と検査対象石を比較させながら注意深く決定されます。

そのどの検査も、ダイヤモンドを完全にクリーンな状態に洗浄し、観察する際の光源などにも配慮した状態で、熟練した鑑定士が行うものです。

そのため、1ct E - VVS1と1ct F - VVS2の違いを一般の方が肉眼で見て判断することは限りなく不可能に近いでしょう。とは言え、せっかくなので少しの差でも美しいダイヤモンドを手に入れたいと思うのは当然のこと。ご自身の予算の中でできるだけ高いグレードを選択されれば後悔することはないと思います。

ETERBLISS JEWELRYでは0.30ct以上のラウンドダイヤモンド、1.00ct以上のファンシーシェイプについてダイヤモンドのグレードを選択いただけるようなっております。

また、グレードを選択できるダイヤモンドに関しては、世界的に高い信頼性を誇る「IGI」のダイヤモンド鑑定書をおつけしております。

IGIはダイヤモンドの世界中心地であるベルギー・アントワープに本部を置くダイヤモンド鑑定機関で、その高い信頼性と知名度から世界中のジュエリーに使用されています。

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